今 週 の レ シ ピ

・ベーシッククラス(10月第3週)のメニューより

●拌三糸(中華風三色和え物)   87kcal.  塩分1.6g

拌三糸(中華風三色和え物) [材料]  -6人分-

・春雨50g
・ハム3枚
・卵1個
  ◎A
    塩少々
    片栗粉小さじ1
    水小さじ1
・ほうれん草1/2束
◎かけ汁
  胡麻油(ごまあぶら)小さじ1
  醤油(しょうゆ)大さじ3
  酢大さじ2
  練辛子(ねりがらし)小さじ1

[作り方]

  1. 春雨は茹(ゆ)でて水にとり、6〜7aに切る。
    ハムは、薄切りをせん切りにする。
    卵は割りほぐし、塩と水溶き片栗粉を加え、中華鍋で薄焼き玉子を焼き、せん切りにする。
    ほうれん草は茹でて、4a長さに切る。
  2. 大皿に1をきれいに盛り付ける。
  3. かけ汁を添えておき、食べるときにかけ、全体を混ぜて取り分ける。
ポイントはここ
  • 春雨は「緑豆春雨(りょくとうはるさめ)」を用意してください。熱湯に入れ、5〜6分茹(ゆ)でます。ザルにとって湯を切ったら、水をかけて冷やします。まな板の上において、6〜7a長さに切ります。
  • 薄焼き玉子の作り方は、「冷やし中華そば」を参照してください。
  • ほうれん草は茹でて、根の部分を切り取り、二つに分けて天地(互い違い)にそろえ、4a長さに切り、充分水気を切ります。

    根を切り二つに分ける 天地にそろえる 4a長さに切る

  • 楕円(だえん)の大皿に春雨を盛り、上にハムをのせます。まわりに玉子焼きとほうれん草を飾ります。
  • かけ汁は、直径10〜15aのボールに、まず練辛子(ねりがらし)を入れます。酢大さじ1で、その辛子をよくときます。さらに酢大さじ1を加えます。あとは醤油、胡麻油を混ぜて出来上がりです。くれぐれも、「練辛子(ねりがらし)を加えてなかなかとけない」…ということにならないように。
ちょっと一言
≪組み合わせメニュー≫
    ◎トウモロコシと玉子のスープ
    ◎鶏肉のレモンソースかけ
    ◎糸昆布(いとこんぶ)の炒め煮
    
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み

■いまどきのヤンママ

1.夕方のスーパーで (当学園の助手とその友達)
――今夜のおかず、なんにしようかなあ。といって、時間ないしなあ。ねぇ、なにがいいと思う?
――トンカツなんか、どう?
――あ、いいわね。それにしよっと。

――あれっ、ない。
――目の前にあるじゃない。(パン粉がついて揚げるだけのもの)
――そうじゃなくって、揚がったやつよ。だって、時間ないし。

――忙しいって、なにが?(今までいっしょにコーヒー飲んでたくせに)
――こどもをスイミングにつれていかなきゃならないし。
――ずっと中で待ってるんでしょ? だったら、そのあいだに帰ってできるじゃない。
――だって、心配だもん。事故があったりするじゃない。ぼけっと待ってるわけじゃないのよ。そのうち主人も帰ってくるし
――何時に帰ってくるの?
――10時すぎ。
――いま4時よ。まだまだずっと先じゃないの。時間だって料理する腕だってあるのに、なに言ってんの。
――でも、トンカツ3枚揚げるだけに油つかうのもねぇー。
――面倒くさがりっ!

――トンカツの油って、何度で何分だっけ。
――肉の大きさや厚み、鍋の種類、どんな火を使うとかによるわ。
――台所も汚れるしさ。
――要するに、やりたくないんだ。
――でも、揚げたてがおいしいのよねー。
――わかってるなら、やったら。
――そうだ、あなた ウチこない? かわりに、作ってよ。

2.N幼稚園の創立30周年で  (娘も通っていた幼稚園のベテラン先生の声)
――このごろの子供のお弁当を見ていて思うんです。煮物は入ってるわ、ほうれん草のおひたしはあるわで、エライなあと最初は感心したんです。ところが、ほとんど冷凍食品なんですよね。レンジでチーンするばっかり。スーパーにいくと、なんでも小分けで売っていますよね。にんじん1切れ、カボチャ1切れ、里芋1個、きんぴら1食分、ひじき1食分…自分では作りません、いえ、作れないのでしょう。嘆かわしいといったらありません。

以前は週5日のうち、給食2日弁当3日でした。それがお母さん達の要望で、逆転してしまいました。いまは弁当2日給食3日です。ご存知のように、弁当の日には、希望するする人に近所のパン屋さんへ焼きそばパンとか、サンドイッチとかの調理パンや菓子パンを頼んでいました。その場合でも、かならずといっていいほどお母さん達は、お弁当として2、3品はおかずに持たせました。それがふつうでしたから。
最近は様変わりです。その調理パンをあてにして、なにも持たせないのです。お母さん達にかわって、わたし達がコンビニで買っているようなものです。実質、ぜーんぶ、こちらにお任せですから、お弁当の日の意味がなくなりそうです。

園児と遊んでいて、元気がなさそうな子がふえました。"朝、なに食べてきたの? と聞くと、「あんぱん」だの「チョコレートパン」だの「シュークリーム」とかです。お母さん達にとって、「朝ご飯」は「おやつ」の感覚ですね。これでお昼もパンだったら、子供が元気のないのも当たり前です。

「ごっこ遊び」ってありますよね。そこでよく子供が発することばが、"朝マック"。3、4歳の子の口からシゼンに出てくるというのは、それだけ頻繁に利用しているということです。朝から親子で。お休みの日だけではないようです。すでに、習慣化しているんでしょうね…。


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