今 週 の レ シ ピ

・山芋をたくさんいただきましたので…

●トロロごはん    111kcal.(ごはん抜き) 塩分1.3g

鶏肉とポテトの煮込み [材料]  -4人分-

・山芋(やまいも)300g
・卵1個
◎味付け用汁
  出汁(だし)1カップ
  塩小さじ1/2
  醤油(しょうゆ)大さじ1
  みりん小さじ2
◎薬味
  日本葱(にほんねぎ)
  ノリ
・ごはん4人分

[作り方]

  1. 出汁(だし)に調味料をくわえ、一度煮立て、人肌程度に冷ます。
  2. 山芋は皮をむき、酢水にさらす。水気をふきとり、すり鉢にこすりながらすりおろす。
  3. スリコギで全体をよくする。
  4. 割りほぐした卵をくわえて、よくする。
  5. 1の汁を少しずつくわえながら、すりのばす。
  6. 丼にごはんを盛り、5をかけ、日本葱の小口切りとモミノリを添える。
ポイントはここ
  • 出汁(だし)は、一番出汁より多めの鰹節(かつおぶし)を使って、濃いめにとってください。
  • 調味料をくわえて、かならず一度煮立て、人肌程度(40℃より少し低い)に冷まして使います。冷ましすぎると、山芋と混ざりにくいです。
  • 山芋はアクがありますので、皮は少し厚くむきます。色がかわりやすいので、酢水につけてください。 すり鉢に山芋をこすりつけながらおろす
  • 山芋は、すり鉢にこすりつけながらすりおろすと、とても滑らかにおろせます。目の細かいおろし金を使う場合は、おろしながらすり鉢に入れてください。
  • まず山芋だけでよくすり、そのあと卵をくわえ、さらによくすります。味付け用汁は、少しずつくわえながら味をみて、好みの味に仕上げます。

    山芋をする 卵をくわえる 味をつける 仕上がり

  • 日本葱は、小口切りにします。ノリは、少しあぶってモミノリにします。
ちょっと一言
  • 「山で掘ってきました」と、生徒さんのお母さんからたくさんの山芋をいただきました。大きいものは一つ1.5kgもあり、全部で6 kg以上!早速「トロロごはん」を作り、おいしくいただきました。そのおいしさを、皆様におすそわけです。

    いただいた山芋 洗って土をおとす

  • 父の田舎は埼玉の秩父です。山を二つ越えて小学校に通ったという山の中(今は車が横付けできます)、その山から父が掘ってくる山芋は、粘りがあって本当においしかった。トロロごはんはいつも父が作ってくれて、鰹節を削り、出汁をとることから始め、仕上げまですべて一人で作ってくれました。おいしくて、何杯もお替りしたものです。ぜひ、娘にも伝えていきたいと思っています。
  • 一般的には、トロロをかけるご飯は「麦飯」ですが、我が家では普通の「米飯」です。父は「麦飯」がとても嫌いでしたから・・・(そのお話はまたいつか)
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み

■お節介

―ちょっとアンタたち、寒くないの?
そう、言わずにはいられませんでした。一人は肩を丸出し、もう一人は、おへそが見えています。暖房が効いているとはいえ、肌を出せるほど暑くはありません。見ているこちらのほうで寒気がしてきます。

―大丈夫デース。
軽くいなされました。まるで感じていません。ほかのクラスでも、肩を出したり、素足だったり、胸元が大きく開いた服装で、とても冬とは思えない薄着姿の生徒さんがいます。

―気をつけなさいよ。低体温にならないように。
というのですが、若さの特権よ!とでも言いたげに、露出部分が誇らしげです。

人間の通常の体温は36.5度あたりが平均といわれます。それより1度低い35.5度ないしは35度以下を「低体温」といい、いわゆる「冷え性」ですが、体の免疫力が低下して、風邪などいろいろな病気にかかりやすい。寝起きが悪かったり、体がだるい、お腹の調子がよくない、生理痛がひどいなどさまざまな症状を引き起こします。これに悩む患者さんが、お医者さんに冷たいものを食べないようにといわれ、レタスまで電子レンジにかけていたテレビ番組を見たことがあります。

原因としていくつか挙げられます。不規則な食事、極端なダイエット、少ない睡眠、ストレスなどのほか、彼女たちのように冬のさなか、肌をさらして体を冷やしてしまうことです。

生徒さんたちは、お稽古に通うくらいですから、食事に関しては気をつけているといってよいでしょう。であれば、薄着をしないのは、睡眠を充分にとったり、ストレスを減らすよりずっと簡単なはずです。わざわざ体によくないことを、すすんでやっていると言わなければなりません。

これもテレビですが、半袖やノースリーブで出ている女子アナを見かけます。でも彼女たちはいいのです。目立つことが仕事だし、ぬくぬくしたスタジオで、寒さなんかこれっぽっちも感じない環境にいるのですから。

一般の人たちもわかってはいるのです、体に悪いことぐらい。わかっていてやめられない。これが、“乙女心の乙女心たるゆえん”でしょう。若さを強調したり、流行に敏感だったりするわけです。

だから、お母さんやおばあちゃんから
―子どもが産めなくなったらどうするの。
と言われたぐらいで、やめはしないでしょう。わたしが老婆心ながら注意したところでおなじことです。

ところが、中高年の忠告を聞き流す彼女たちも、ある世代からの声には素直に耳を傾けるようなのです。
―わたしたちもあの頃、そうやってカッコつけてた。それがこの齢になって、冷え性で夜も眠れなくなるとは思わなかったのよ。

「この齢」というのは、30歳位。おへそを出している彼女たちと、ひと世代ちがうだけです。30年、40年先の未来を言っているのでありません。10年に満たないごくごく近い将来です。独身より、既婚者のほうがよりその思いが強いようです。

わたしから見れば、はるかに若い30代の彼女たちが、「この歳になって」という物言いが妙に年寄りじみて苦笑させられるのですが、へそ出しルックの彼女たちにはなかなか説得力があるみたいです。

それはそうでしょう。年齢が近いだけに想像しやすいし、自戒のこもった先輩の体験は、一方的な注意・忠告より、身近なものとしてよほど真実味(現実味)を帯びて後輩たちには響きます。

別の30歳も言いました。
―悪いことは言わないアンタたち、靴下は履いたほうがいい、肩出しちゃだめ。
キマリマシタ。「警告」は、収まるところに収まったようです。

彼女たちの神妙な様子を見ると、わたしのはただのお説教…。若い人たちには無益、無力です。要らぬお節介だったと、またまた苦笑いをしたことでした。


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