今 週 の レ シ ピ

フランス料理専科のメニューより
●ニース風野菜の煮込み (ラタツューユ 二ソワーズ)

ニース風野菜の煮込み,ラタツューユ 二ソワーズ [材料]  - 4人分-

・タマネギ中1個(200g)
・ナス3個(200g)
・ズッキーニ1本(150g)
・トマト2個(300g)
   塩・胡椒少々
・ピーマン2個(60g)
・ニンジン小1本(100g)
・ニンニク1片
・ブーケガルニ1片
・オリーブ油大さじ2
◎A
  塩小さじ1.5
  胡椒少々

[作り方]

  1. タマネギは薄切りにする。
  2. ナスは皮をむいて、2cm角切りにする。
  3. ズッキーニは縞に皮をむき、2cm角切りにする。
  4. トマトは皮を湯むきにし、横半分に切り、軽く汁と種をとり、2cm角くらいに荒く切り、塩、胡椒をする。
  5. ピーマンは1cm角切りにする。
  6. ニンジンは2mm厚さの銀杏(イチョウ)切りにする。
  7. 厚手の鍋にオリーブ油を熱し、タマネギをしんなりするまでよく炒め、残りの野菜を加えてさらに炒める。
  8. 薄皮をつけたままのニンニクとブーケガルニを加え、Aで調味し、ふたをして弱火で1時間くらい煮る。
  9. 野菜に火が通ったら、ふたをとり、水分を少し蒸発させて仕上げる。
ポイントはここ
  • 材料の切り方は、いっしょに煮上がるように火の通りも考えて切ってください。たとえば、硬いニンジンは薄く、ナス、ズッキーニはコロコロにというように。

    タマネギ、ナス、ズッキーニ トマト、ピーマン、ニンジン

  • おいしさを引き出すために、タマネギはしんなりして、透き通るまで充分炒めます。

    まずタマネギから しんなりするまで

  • ニンニクは薄皮をつけたまま使います。ほのかに香りがする程度ですが、全体にうま味がいきわたります。
  • ブーケガルニは香りの束。料理全体の香りを調整してくれます。
  • ニンニク、ブーケガルニは材料が煮上がったら、忘れずに取り出します。

    ニンニク、ブーケガルニ、 煮上がったらとりだす

  • ふたをして、弱火でゆっくり煮込むことで、水は入れていませんが、材料の水分が出てきます。材料が充分軟らかく煮えた後、余分な水分はふたをとって蒸発させます。うま味が凝縮されます。

    ふたをして煮る、 水分を蒸発させる

ちょっと一言
  • 野菜だけをゆっくり煮込んだフランス料理です。初めて勉強した昭和40年代の頃は「ズッキーニ」はまだあまり売られていませんでしたから、代わりに皮をむいたナスを使うように教えていただきました。ズッキーニが簡単に手に入るようになった今でも、私はナスを半分使っています。 茹で玉子の付け合せに
  • できたてのアツアツは焼きたての肉や魚、蒸したての貝類やエビ、茹で玉子の付け合せにピッタリです。
  • アツアツを食べた後は冷蔵庫で冷やし、ローストポーク、ローストチキン、ボイルドチキンなどの薄切りといっしょに召し上がってみてください。
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【野口料理学園】

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