今 月 の レ シ ピ

眠っていませんか・・・有能な助手たち!

《電子レンジ・・・温めるだけじゃない!》

●チキングラタン(オーブンレンジを使って)

チキングラタン [材料]  -2人分-

・鶏胸肉100g
◎A
  塩小さじ1/4
  コショウ少々
◎B
  玉葱・人参の薄切り少々
  セロリの葉・パセリの茎少々
◎C
  白ワイン大さじ2
  水大さじ2
・玉葱のみじん切り100g
・キノコの7〜8mm角切り30g
◎D
  バター大さじ2
  小麦粉大さじ4
  牛乳1カップ
  鶏の蒸し汁大さじ4〜5
  塩小さじ2/3
  コショウ少々
◎E
  粉チーズ大さじ1/2
  バター大さじ1/2

[作り方]

  1. 鶏胸肉は大きめのそぎ切り3〜4個に切り、Aで下味をつけ、10分位おく。
  2. 電子レンジに使える皿にBをおき1の鶏肉をのせ、Cをかけ、ラップを軽くかける。。
  3. 2を600Wの電子レンジに2分かける。
  4. 冷めたら、鶏肉は7〜8mm角に切り、蒸し汁は別にとっておく。
  5. 電子レンジとオーブン両方に使えるグラタン皿にDのバターを入れ、1分電子レンジにかける。
  6. 5に玉葱のみじん切りとキノコの角切りを加え、軽く木杓子で混ぜ、電子レンジに2分かける。
  7. 6にDの小麦粉を加え、泡立て器で軽く混ぜ、さらに牛乳、鶏の蒸し汁、塩、コショウを加えて混ぜる。
  8. 7を電子レンジに2分かけ、取り出して、泡だて器でよく混ぜ、さらに電子レンジに2分かける。
  9. 8に4の鶏肉を加えて混ぜ、粉チーズをかけ、小さくちぎったバターを散らす。
  10. オーブンレンジのオーブン機能を使って高温で7〜10分、グツグツ煮えて焼き色がつくまで焼く。
ポイントはここ
  • 電子レンジで調理する場合、同じ重さの材料でも形によって火の通り方が違います。鶏胸肉を切り分けるとき、同じくらいの大きさの少し薄めのそぎ切りにします。ころころに切ると電子レンジにかける時間が長くなります。
  • Bの香味野菜を少し使うだけでも鶏肉がおいしくなります。ぜひ、試してみてください。

    香味野菜を敷いて ワインをかけて ラップをして

    熱を抜いて 細かく切る

  • 電子レンジにかける時間はその「ワット数」で多少違ってきます。ここでは「600W」の電子レンジの時間です。
  • 電子レンジにかけたバターは柔らかくなっていれば充分です。完全にとけていなくても大丈夫です。

    電子レンジにかける前 電子レンジにかけた後

  • 柔らかくなったバターに玉葱とキノコを加えて炒める代わりを電子レンジにかけます。
    ここで使ったキノコは生椎茸ですが、マッシュルーム、シメジ、エリンギなどお好みのものをどうぞ。もちろんミックスしても大丈夫です。

    バターに玉葱とキノコ 電子レンジにかけた後

  • 小麦粉を混ぜるところからは泡立て器を使います。
  • 電子レンジにかける前は泡立て器で軽く混ぜておきます。2分かけて後は、丁寧に混ぜ、もう一度レンジにかけます。これで玉葱とキノコのはいった「ホワイトソース」の完成です。

    粉を加える 泡立て器で混ぜる 電子レンジ2分

    よく混ぜる 再度電子レンジ2分 ホワイトソース完成

  • 鶏肉を混ぜ、粉チーズをかけ、バターを散らすところまでは時間をあけないで続けて調理します。

    鶏肉を混ぜる 粉チーズ・バター

    熱々のグラタン

  • オーブン機能を使って「焼き色」をつけるところは、食べる直前にします。熱々の「グラタン」を食卓に出しましょう。
ちょっと一言
  • 「眠っていませんか、有能な助手たち」という特集を以前4回に分けて載せました。「電子レンジ…温めるだけじゃない!」をちょっとのぞいてみてください。
  • 電子レンジで調理するとき、何度か電子レンジにかける場合はレシピをよく把握してから始めましょう(これはどんな料理でもいっしょですが・・・)。連続して電子レンジにかけなければならないとき、ついうっかり忘れて、熱が抜けてしまってはその後のかける時間が変わってしまいます。
  • いつものレシピは材料が「4人分」「6人分」ですが、このレシピは「2人分」です。私は電子レンジで調理する場合は多くても4人分くらいまでにしています。「スピーディー」がとりえの調理器具ですから、かける時間は4〜5分にするように考えています。
  • 最近では電子レンジとオーブンが一台になっているのが当たり前のように売られています。色んな機能がついていてもなかなか全部を使いこなしていないのではありませんか。もう一度、「使用書」を取り出して、よく読んで、「有能な助手」として、活躍させてあげてください。
【野口料理学園】

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§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】  ichiban@kateiryouri.com


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