今 月 の お 菓 子

●ストロベリーショートケーキ

ストロベリーショートケーキ [材料]  ― 直径15cmスポンジケーキ型1個分 ―

◎スポンジケーキ
 ・卵2個
 ・砂糖70g
 ・薄力粉(はくりきこ)70g
 ・牛乳(または日本酒)大さじ1
 ・バニラエッセンス少々
◎クレームシャンティイー
 ・生クリーム1/2カップ
 ・粉砂糖大さじ3
 ・バニラエッセンス少々
・イチゴ12個

[作り方]

◎スポンジケーキ

  1. 薄力粉をふるっておく。
  2. ボールに卵と砂糖を入れ、白っぽく、3倍量でリボン状になるまで泡立てる。
  3. 牛乳とバニラエッセンスを加え、薄力粉を3回くらいに分けて、さっくりと、練らないように混ぜる。
  4. 紙をしいたスポンジケーキ型に3を流し、表面を軽く平らにする。
  5. 160℃のオーブンで20分焼き、1〜2分焼き止めをする。
  6. 熱いうちに型からはずし、紙をはがし、網の上にのせて、熱を抜く。
◎クレームシャンティイー
  1. 氷水のボールの上に乾いたボールをおき、生クリームをあけ、乾いた泡立て器で「一」の字を書くように静かに泡立てる。
  2. すこしとろみがついてきたら、軽く泡立てる。
  3. 70〜80%たったとき、粉砂糖とバニラエッセンスを加え、さらに泡立て、90%で一度止める。
◎仕上げ
  1. スポンジケーキを横2つに切り、それぞれの切り口にクレームシャンティイーを塗る。
  2. 下の方に薄切りのイチゴを敷き詰め、もう1枚をもとどおりかぶせる。
  3. 上面にクレームシャンティイーを塗る。
  4. 残りのクレームシャンティイーをさらに泡立てて、100%にする。
  5. 絞り出し袋に星型の口金をつけ、4のクリームを詰め、上面にデコレーションし、へたをとったイチゴを飾る。
ポイントはここ

◎スポンジケーキ
    粉をふるう
  • 40cm角くらいの紙を用意し、その上に、薄力粉を広くふるいます。少し高いところ、とはいっても30〜40cmくらいのところから。
  • 直径24cmのボールを用意してください。
  • 泡立ては「ハンドミキサー」を上手に使いますと、短時間で、おいしいものができます。
    「ハンドミキサー」が3段階に速度が変わる場合、まず、「1」で卵と砂糖を混ぜます(1)。砂糖が溶けて「ジャリジャリ」音がしなくなったら、スイッチを切ります。
    ぬれたタオルを敷いて、ボールを少し傾けておきます(2)。スイッチを入れて「3」にして、泡立てます。白っぽくなって、はじめの3倍量になるまで泡立てます(3)。泡が荒いので、「1」で細かい泡に整えます。文字が書けるくらいになったら、泡立てが完了です(4)。
  • 高温で焼くので、乾燥しないように牛乳を入れます(5)。日本酒または水でもよいでしょう。
    バニラエッセンスは、材料それぞれのにおいをおさえてくれます。

    (1) (2) (3) (4) (5)

  • 粉を入れるときは、3回くらいに分けて加えます(1)。1度に加えると、せっかくの泡が粉の重みで消えてしまいがちです。最初に入れた粉は、木杓子で「一の字」を書くように混ぜ(2)、まだ少し粉が残っているうちに次の粉を加えます。おなじように混ぜて、最後の粉を加えます。
  • 木杓子をボールの底まで差し入れ(3)、生地の底の部分を上に持ってくるようにしながら手早く、でもていねいに混ぜます(4)。(決して練らないように)

    (1) (2) (3) (4)

  • 直径15cmのケーキ型に、オーブンシートを敷き、生地をボールから直接流し入れ(1)、表面を軽く平らにしておきます(2)。
  • 中温で中央が盛り上がらないように焼くのがコツです。
  • 焼きあがってもすぐにオーブンから出さず、1〜2分オーブンに入れておきます。「焼き止め」といいます。いきなり冷たいところに出しますと、全体的に縮んでしまいがちです。
  • オーブンから出したら(3)、手際よく型から出します(4)。(底の抜ける型の場合、底より小さい缶の上にケーキ型をのせると型のまわりが外れて落ちます。)
  • 紙をはがし、網の上で冷まします(5)。

    (1) (2) (3) (4) (5)

◎クレームシャンティイー
  • 使うボール、泡立て器は、油や水気のついていないものを用意します。
  • 氷水を用意して、生クリームだけでなく、ボールも充分冷やしておきます(1)。 
  • 強く泡立て過ぎますと、バターと水分に「分離」してしまいます。少しずつ泡立て、強さを増していってください。
  • 70〜80%(泡立て器でボールの底が少し見えるようになります)で(2)、粉砂糖とバニラエッセンスを加え(3)、さらに泡立てて90%にします(4)。この少しゆるいくらいの状態が、ケーキにクリームを塗るのにちょうどよいのです。「クリームを塗る」のは、「クリームを少しずつ泡立てている」のと同じです。100%のクリーム(泡立て器を持ち上げるとしっかり角が立ちます)(5)では、塗っているうちに泡立てすぎ、つまり、分離した状態に進んでしまうのです。

    (1) (2) (3) (4) (5)

◎仕上げ
  • スポンジケーキを横2つに切ったら、もとどおりに重ねられるように、気をつけておいてください。
  • イチゴは、水で洗いますと鮮度が落ちやすくなります。一粒ずつ、紙ナプキンなどを使って、軽くふいてください。
  • 切り口にはさむイチゴの切り方は、縦割りでも輪切りでもお好みでどうぞ!

    横二つに切る 切り口にクリームを塗る イチゴをはさむ

  • スポンジケーキの上部にクリームを塗りますが、側面には塗りません。イチゴの赤い色をそのまま出しました。
  • デコレーション用のクリームは分離しないように気をつけますが、口金の筋がきれいに描けるように泡立てることは忘れないでください。
    ちょっと一言
    • イチゴのおいしい季節には、是非、作って欲しいお菓子です。
    • いろいろなフルーツの缶詰を使って、フルーツショートケーキにも挑戦してください。

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