今週のレシピ

・ブライダルクラス(4月第1週)のメニューより

● サンドウィッチの盛り合わせ ●  439kcal. 塩分 1.9g

サンドウィッチの盛り合わせの写真 [材料]  -8人分-
・食パン2斤
  辛子(からし)バター大さじ3
  マヨネーズソース大さじ3
・ハム4枚
・スライスチーズ4枚
・卵2個
  マヨネーズソース大さじ3
  塩・胡椒(こしょう)少々
・トマト2個
  塩少々
・サラダ菜(な)4枚
・パセリ

  [作り方]

  1. 食パン…1斤を12枚切りにする。1斤ずつにそれぞれ辛子バターとマヨネーズソースを塗る。
  2. ハム…薄切りを用意する。
    卵…固茹でにしてみじん切りにし、マヨネーズソースと塩・胡椒で味付けをする。
    トマト…ヘタをとり、5_厚さ位の輪切りにし、皿にならべて薄塩をし、10〜15分したら、布巾で水気をふきとる。
  3. まな板に辛子バターを塗ったパンを4枚広げ、ハムの薄切り、その上にスライスチーズをのせ、辛子バターのパンでふたをする。(ハム・チーズサンド)

    ハム、チーズをのせる 辛子バターのパンでふた

  4. 3の上にマヨネーズソースを塗ったパンを広げ、味付けした茹で玉子を4等分して塗り、マヨネーズソースのパンでふたをする。(玉子サンド)

    味つけ玉子を塗る マヨネーズのパンでふた

  5. 4の上にマヨネーズソースを塗ったパンを広げ、サラダ菜をおき、トマトをのせ、辛子バターのパンでふたをする。(野菜サンド)

    野菜をのせる 辛子バターのパンでふた

  6. 固く絞ったぬれ布巾を全体にかけ、まな板をのせて重石にし、30分位おく。

    ぬれ布巾をかける まな板を重石にする

  7. パンの耳を切り落としてから、いろいろな形に切り、大皿に盛り合わせ、パセリを添える。
ポイントはここ

ちょっと一言

  • 今では何かをはさむことを「サンドする」というくらい「サンドウィッチ」はポピュラーなことばですが、その起源は人の名前です。18世紀の英国の貴族サンドウィッチ伯爵は賭け事が大好きで、食事も忘れるほどに没頭、心配した召使いが2枚の食パンに焼肉片(英国ですからローストビーフでしょう)をはさんで届けました。もともと「パン」は手に持って食べるもの、片手で食べながらもう片方の手で賭けができました。初めて食べたこの伯爵が、「これからは、これをサンドウィッチと呼びなさい」と自分自身で命名したとか…。
  • サンドウィッチを作るパンは、焼きたては向きません。一日前に買っておいたほうが切りやすいでしょう。
  • 切り落としたパンの耳で、こんなデザートはいかがですか。だまっていれば(!?)「パンの耳」だなんて、とても思えないほどすてきなおいしさです。オレンジソースを添えて、ぜひ一度お試しください。

● ブレッドプディング ●

ブレッドプディングの写真 [材料]
・食パンの耳130g
・牛乳2カップ
・砂糖100g
・卵2個
・バニラエッセンス(V.E.)少々
・型用バター小さじ1
◎オレンジソース
  砂糖大さじ5
  水1/2カップ
  片栗粉大さじ1/2
  オレンジの汁1/2個分
  レモンの汁適宜

  [作り方]

  1. 食パンの耳は、サンドウィッチから切り落としてすぐに計って、130g位用意する(乾いたパンだと、カサが増してしまう)。
  2. ボールに食パンの耳を入れ、牛乳を加えてやわらかくして細かくくずし、さらに砂糖、卵、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる。

    パンに牛乳 砂糖を加える 卵とV. E.を加える

  3. オーブンで使える器にバターを塗り、2を流し入れ、高温(200℃)で20〜25分焼き、好みの焼き色に仕上げる。

    型にバター 生地を流す 好みの焼き色に

  4. 小さ目の鍋に砂糖、水、片栗粉を入れ、シャモジでかき混ぜながら火にかけて、とろみをつける。熱が抜けてから、オレンジの汁を加える。
  5. 3を6〜8等分に切り分け、4のソースをかける。
ほんの一言

  • オレンジが甘い時は、レモン汁を小さじ1〜2くらい加えて酸味を足すと、ソースの味が引き締まります。
  • オレンジの皮を細く切り、さっとゆがいてソースに混ぜると、アクセントになってとてもオシャレ!!
≪組合わせメニュー≫
  ◎春キャベツのスープ
  ◎フルーツサラダ
【野口料理学園】

塩ひとつまみ

■簡単・お手軽は万能か?

  • 世をあげて「簡単」の時代。なるべく手をかけずに速く済ませる。変動の激しい、複雑に入り組んだ現代社会には有効な手段です。料理も例外ではありません。家庭料理の中へも「簡単志向」がモロに入りこんでいます。もちろん作る側です。食べるほうは気楽なもの。量に気をつけて「美味い、不味い」を言っていればいいのですから。大変なのは作り手です。メニューを考えるところから始まって、材料の買出し、調理、配膳、後片付け…。経済、時間、労力を総動員した一大労働作業です。さらに各行程で、いかにしてカネ、ヒマ、テマを削るかに、わが身も削っているわけです。そうした苦労の末に、「不味い」のことばを頂戴したら、残酷そのもの。救いようがありません。いったい誰を恨んだら(呪ったら)いいのでしょう…。(オノレの料理の腕を上げるしか解決法はありません)
  • それはそれとして、家庭料理の妙味のひとつは手早く作ることにあります。便利な器具・道具は使っていて楽しいものです。裏技を"発見"したときなどはワクワクします。このほか、調理時間の短縮や調理そのものを排した便利食があります。冷凍食品やらインスタント食品、お惣菜類です。便利食はいちがいに否定しません。臨機応変にそれらを取り込んだほうが食卓にメリハリをつけ、楽しいものにしてくれます。共存共栄、それが上手なやり方でしょう。結果、おいしければいいのです。健康に害がなければ問題としません。経済的であれば文句は言いません。でも便利性に完全依存してしまっては、いかにそれを強調したところでプラスの答えは出てこない気がします。
  • 今や、簡単・お手軽は大手を振って歩いています。簡単に作れない料理は家庭料理じゃないような扱いです。その種の料理本があふれ、その手のテレビの料理番組が隆盛をきわめています。果たして、簡単・お手軽料理は万能でしょうか? 手を抜き、テマを惜しんでは正直にその結果が出るでしょう。まず、作る楽しみや喜びを自ら捨てています。求めようとすればすぐ手に入るのに、もったいない。おいしさ、健康、経済性のバランスが崩れる心配もあります。おいしさに関係なく栄養面から健康管理はできます。でも、味気ない食卓はコミュニケーションの場としてふさわしいでしょうか。家族団欒会話を弾ませ、ゆったりくつろいでおいしい食事ができる社会のオアシスが家庭です。その存在が揺らいでしまうことになります。
  • 家族一同うちそろって定刻に食卓につくのが理想です。子供が大きくなって各々ライフスタイルがちがってくるとそうもいっておられません。時間差で食事をとるのがあたりまえになってくるでしょう。そのたびに準備していたら大変です。つい面倒になって便利食に頼ってしまいます。一辺倒は禁物ですが、時と場合によって、それもよしとしましょう。手を抜く加減も大事です。手作りとのちがいをミセツケテあげるのも効果があります。少しでも手がかけてあれば、美味い不味いの評価からそこに会話が生まれます。機会の少なくなった一緒のテーブルでも、ならべる料理の工夫しだいで家族とのコミュニケーションを密にすることができるのです。

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