・冷凍食品と缶詰を使って

●カニのクリーム煮パイケース詰め

[材料]　　-４人分-

		・カニ缶	小１缶
		・タマネギのみじん切り	５０ｇ分
		・キノコ	５０ｇ
		◎ホワイトソース
		バター	大さじ２
		小麦粉	大さじ２
		牛乳	１カップ
		ローリエ	１枚
		塩／胡椒	適宜（てきぎ）
		◎パイケース
		冷凍折りパイ生地	４枚
		塗り用卵	１個

[作り方]

1. カニは缶から出して細かくほぐす。
2. タマネギはみじん切り、キノコは細かく切る。
3. 厚手の鍋にバターを溶かし、２を炒め、小麦粉をふり入れてさらに炒め、牛乳とローリエを加え、クリーム状になったら塩・胡椒で調味する。
4. 折りパイ生地で、魚の形のケースを作る。
5. ３に１、２を加え、熱くして４に詰め、パセリを添えて飾る。

ポイントはここ

• クリーム煮の具として、「カニ缶」、玉ねぎはみじん切り、キノコ類は種類にあった切り方で用意します。
• 「クリーム煮」ですから、ホワイトソースを作って具を混ぜるのですが、牛乳（水分）が１カップくらいでしたら厚手の鍋１つで作ることができます。
  玉ねぎとキノコをバターで色をつけないように炒めて（１）小麦粉を加え（２）、また色をつけないように炒め（３）、牛乳を一度に加えて（４）ローリエをいれ、クリーム状になったら塩・胡椒で調味します。
  「クリームソースの作り方の工夫」を参考にしてください。
  （１） （２） （３） （４）

• 冷凍のパイ生地は少しだけ解凍します。めん棒で少し力を入れると伸びていくくらいがちょうどよい解凍の状態だと思います。だいたい、初めの２倍くらいの大きさにのばします。それを好きな形に作ってください。
  
• 同じ形のものを２枚作り、薄く卵を塗って重ね、ケースになるように中心に包丁で切り目をいれ、全体に卵を塗ります。
  同じ形を２枚 中心に切れ目、卵を塗る

• 天板には水を打ち、パイケースのもとをのせます。２００℃くらいのオーブンで狐色に焼きます。焼けたら、少し熱を抜き、中心に入れた切れ目にもう一度包丁をいれ、中心を抜き取ります。
• 中心のくぼみの部分にクリーム煮を詰めます。
  中心に切れ目 中心を抜き取る クリーム煮を詰める

ちょっと一言

• 冷凍食品の「パイシート」はここ数年、とてもおいしくなりました。形状も大きさも使いやすくなっています。
  ポイントにも書きましたが、冷凍食品ではありますが、少しだけ解凍してからめん棒でのばすと好きな大きさ形に伸ばせると思います。
• 今回は魚の形に焼きましたが、好みでどんな形でも２枚重ねにしてケースができます。少し小さめ（直径４ｃｍくらい）に型で抜いたものを焼きますと、オードブルのケースとして使えます。
• カニの代わりにエビ、帆立貝の貝柱、ムール貝などのシーフードでクリーム煮もおいしいでしょう。
• 「パイシート」はもちろんお菓子にも使えます。今月のジュニアの「パンプキンパイ」をちょっとのぞいてみてください。

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【野口料理学園】