●鶏とりのさっぱり煮に

[材料ざいりょう]　 -４人分にんぶん-

		・鶏とりの手羽元てばもと	１６本ぽん
		・卵たまご	４こ
		・ブロッコリー	1/3こ分ぶん
		・生姜しょうが	２０ｇ
		・にんにく	２かけ
		◎煮汁にじる
		酢す	１カップ
		醤油しょうゆ	１カップ
		砂糖さとう	大さじ６
		水みず	1/2カップ

[作つくり方かた]

1. 鶏の手羽元はクッキングペーパーか、かわいたふきんで水気みずけをよくふきとる。
2. 卵は水みずに３０分くらい入いれてから強火つよびにかけ、３分ふんくらいそっとはしでかき混まぜ、卵黄らんおうが中心ちゅうしんになるようにゆでる。
   固かたゆで玉子たまごになったら水にとり、よく冷ひやしてからをむく。
3. ブロッコリーは小ちいさい房ふさに分わけ、塩を入れた熱湯ねっとうでゆでる。
4. 生姜は皮かわをつけたままうす切きりに、にんにくはほうちょうでつぶす。
   

5. ステンレス、ホーロー、樹脂加工じゅしかこうしたなべを用意よういして、煮汁にじると生姜、にんにくを入れて強火にかけ、煮立にたてる。
6. 煮立にたったら鶏の手羽元とゆで玉子を入れ、ふたをして中火で２０分煮る。
7. 煮えたゆで玉子はたて４つに切きる。
8. 深ふかめの煮物用にものようの器うつわに鶏肉、ゆで玉子、塩ゆでしたブロッコリーを盛もり合あわせる。
   

ちょっと一言、お母さんに

• 「酢」をたくさん使って煮る料理ですから、使う鍋は「酸」に強い材質のものを用意してください。ステンレス製、ホーロー製、樹脂加工がしてあるものが安心です。
  アルミ製、鉄製はくれぐれも避けてください。
• 調味料を煮立てた中に鶏肉とゆで玉子を入れますが、煮汁の中に完全に入ってしまいません。ふたを忘れずにしてください。煮る時間２０分を１０分ずつにし、１０分たったときに、一度、全体を混ぜて、均一に煮えるように工夫しましょう。
• ゆで玉子の黄身が中心になるように茹でるには水に卵を入れて火にかけたら、初めの３〜４分間、はしかしゃもじでやさしく卵を回します。卵同士をぶっつけないように静かにまわします。でも、もし殻にひびが入ってしまったら、「酢」を大さじ２くらい入れてください。酢は白身を固めてくれますので、ひび割れた殻から白身が出てきてしまうことを防ぐことができます。
  固ゆで玉子の茹で時間は、火をつけたときから、夏は１５〜１６分、冬は１７〜１８分を目安にしてください。
• ブロッコリーは塩を入れた熱湯で緑色に茹で、すぐ水にとって熱を抜き、冷えたら、水からあげておきます。
  鶏肉とゆで玉子を盛り付け、煮汁を少しかけ、最後にブロッコリーを盛り付けてください。煮汁がかかりますと、酸で色が悪くなりがちです。煮汁をつけながら食べるとおいしくいただけます。
• 煮汁が残ったら、ざるを使って生姜とにんにくをこしとります。その汁は工夫するといろいろに使え、新しいおいしさが味わえます。
  「冷やし中華そば」、「五目冷やし中華そば」 のかけ汁、もちろんそのままでは少々味が濃いかもしれません。水を加えて調節してみてください。
  「ナスの中華風サラダ」、「拌三糸（中華風三色和え物）」のかけ汁には好みでごま油を加えてみてはいかがでしょう。

＜これまでのジュニア＞

【野口料理学園】